技術部門紹介
看護部
看護部長挨拶
社会医療法人北楡会 開成病院
看護部長 蝦名 亜希子
当院看護部では、患者さん・ご家族を含めた地域の方々がより健康に日々の生活を送れるように看護業務に励んでおります。
また、職員が健康で活き活きと働くことがより良い看護につながると考えております。そのためスタッフの声に耳を傾けながら、多職種と横のつながりのある環境づくり、部署間の交流・相互理解を深めていくことにも努めています。
今後も「①看護の質の向上 ・ ②安全・安心な看護の提供 ・ ③働きやすい環境づくり」に取り組み、それらをふまえた上で看護部理念である『患者さんの立場にたった思いやりのある看護の実現』を目指していきたいと思っております。
看護部理念
患者さんの立場に立った思いやりのある看護の実現
部門紹介
外来
外来スタッフは13名で構成され、内科・外科・内視鏡室・手術室を担当しています。外来待合室には、投書箱の他・院長宅急便用紙が置かれ、日々患者さんからいただいたご意見をフィードバックし、「思っていることを言える環境つくり」を心がけています。スタッフ間の挨拶・笑顔を忘れず、患者さん・家族の皆さんが安心して医療を受けられるよう他職種との連携も取りながら頑張っています。
内視鏡室では、女性医師・看護師・臨床工学技士とチームを組んで検査・処置に携わっています。
患者さんの負担を軽くするため経鼻内視鏡も取り入れ、スタッフも女性で対応しているため、安心して検査を受けていただくことができます。また、潰瘍性大腸炎やクローン病等の特定疾患の方も多く、検査・治療に対応しています。
透析室
透析室はベッド数が19床あり、午前午後の2部制の透析に加え、月・水・金曜日は夜間透析を行っています。
通院透析・入院透析の他、旅行や出張などで近くに来られた患者さんへの臨時の透析も行っています。透析時には透析患者さん専用のお食事がご用意できます。(1食380円)
透析室では、医師、看護師、臨床工学技士、看護助手が、患者さんに応じた透析医療を提供するほか、体力向上へのかかわりとして理学療法士が行う透析中の運動療法や、専門のソーシャルワーカーによる生活相談など、生活全般を支援する環境が整っています。
アットホームな雰囲気が自慢であり、患者さんにリラックスして透析を受けられる場所である事を心掛けています。
4階病棟(一般病棟)
ベット数48床の中、消化器科・血液内科・一般内科・外科という様々な疾患の患者さんが入院しており、それにともなって色々な処置・検査・治療(内視鏡的治療・化学療法・ホルモン療法・小手術・緩和治療等)が行われている病棟です。それぞれの患者さんに合ったケアをタイムリーに展開していくために、プライマリーナーシング体制のもとフォーカスチャーティングによる記録を行い、更にH25年7月からは13:1一般病棟入院基本料の看護必要度を導入しました。
また、医師や他部署とのカンファレンスやスタッフ間での勉強会もスケジュールを組んで実施し、知識の習得および看護の質を向上させるために努力しています。在籍スタッフの年齢層は、20歳代~60歳と幅広いですが、一致協力し意欲的に業務を行っています。
3階病棟(障害者病棟)
現在では、慢性透析患者数が30万人を超え、加齢により病態が複雑化してきています。
当病棟では、加齢や慢性腎不全に伴う合併症により通院困難、離床困難のため長期療養をしながら透析治療を受けていただいている患者さんが多く入院されています。
お部屋は4人室が標準となっており、患者さんが安全、安楽に透析治療が受けられるよう、各部屋に2台の透析機器を設置し、スタッフ一同で透析治療に集中できる環境を提供しています。また、患者さんの症状、その他特別の事情で、ご家族の希望があり担当医が必要と判断した場合に限り特別室での治療が受けられるよう配慮しています。
患者さんが24時間安心して入院生活を送れるよう、医師、看護師、医療補助員が連携をとりながら看護サービスを提供しています。
また、当病棟では病室で週3回(月・水・金)の透析治療を行うため、確かな技術と知識でチーム医療が提供できるよう、医師、病棟看護師、透析室看護師、臨床工学技士が連携をとると共に、定期的に勉強会を実施し職員一同日々努力しています。
看護部概要と方針
看護方針
- 患者さんを尊重した、優しく思いやりのある看護の実践に努める
- 当院の専門医療についての知識・技術を習得し、患者さんの安全を保障する
- 患者さんが安心して生活できる場を保障する観察力・やさしさを持つ
- 患者さんが主体となった医療が受けられるようなサポート役をめざす
- サポートチームとしての関わりを他部門と協力して行う
- 自分たちの看護を振り返り、研究的な視野で関わり発表につなげる
看護体制
入院基準:13:1 チームナーシング 一部固定チームナーシング受け持ち制
※超過時間外勤務:月平均2~5時間程度/人
勤務時間
均等3交代制(休憩1時間)
福利厚生
休日 | 週休2日制(4週8休)・国民の休日・有給休暇・夏休み3日間 年末年始6日間・特別休暇(結婚、産前産後、リフレッシュ休暇3日・忌引き)・介護休暇 |
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子育て支援 | 産前6週・産後8週休暇、育児休業1年(配偶者の育児休暇あり)、 妊娠中・産後の夜勤免除、勤務時間短縮(小学校就学前まで)、 子の看護休暇 |
各種キャリアアップ支援 | 要相談 |
その他
採用時 | 白衣4枚・靴の支給有 |
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白衣 | 指定なし 毎年1枚ずつ支給(選択自由)・靴の支給あり |
看護部教育
教育体制
現任教育の目標
- 患者のニーズを把握した看護展開ができ、質の高い看護ケアが提供できるよう看護師を育成する
- 専門職としての知識・技術を習得して安全な看護実践ができるよう支援する
- エビデンスに基づいた看護ケアの展開ができる看護師の育成
- チームの一員として期待される役割を認識し行動できる看護師の育成
- コミュニケーション能力を磨き、信頼感を基にした患者・看護師関係を作れる看護師の育成
- 問題発見・解決能力に優れた看護師の育成
- 最善の看護を提供するために継続的に学習し、自己研鑽できるように支援する
教育方針
- OJT(現場教育)を重視
- 看護職の一人一人の主体的な学習の尊重
- 看護職員の能力開発を支援し、現場の看護実践の維持・向上のための学習を支援する
- 能力レベルに応じた学習の機会の提供
新人教育
- プリセプター制(看護師4年以上の経験看護師による1年間フォロー)と集合教育との併用
- クリニカルラダー:年2回評価(全職員)
- 院外研修参加